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携帯販売員×FPが語る、お金や携帯料金の話。

リボ払いの残債16万209円が中々減らないのだが……

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18歳の夏。その男子は始めてクレジットカードというものを作った。それから使わないと使わないとしていたが、その〝魔法のカード〟の誘惑に負けてしまい3年ほど返済を続けている彼の物語である。

 

 

 

 

初めてのカードは楽天カード

 

 

その彼が初めて作ったカードは楽天カードだった。限度額は10万円まで、比較的緩い両親だった為簡単に作れた。作った理由は初回5000ポイントが欲しかったからだ。結局5000ポイントは貰えなかったらしい。メールのチェックミスだ。

 

その後の利用頻度は金欠時の助けだった。利用額もジュース数本程度。16万円なんてとてもならない。だが彼はネットビジネスというものに興味を示すようになる。

 

 

ネットビジネスという世界を知る

 

 

高校中退で将来の不安があった彼はネットサーフィン中に、ネットで稼いでいるであろう人達の存在をする。ネットだけで月100万円!と書いてあると当時の純粋な彼にとって、とても凄さを感じたのだろう。

 

その代表的なものがアフィリエイトである。アフィリエイトとは依頼主の商品を顧客に紹介して稼ぐ手法。当時はネットで調べたら稼いでいるであろう人達がいくらでもでてきた。

 

そこで彼はメルマガアフィリエイトというものに手を出す。顧客のメールアドレスを手に入れて、ある程度メールを流した後、絶妙なタイミングで商品の売り込みをするのである。

 

だが彼は稼げなかった。だから色んなメルマガを読み、ブログで勉強したり、稼いでいるであろう人から何万円をだして商材を買ったりもした。だが稼げなかった。

 

 

じゃあマンツーマンのコンサルを受けよう!

 

なぜ稼げないのか。高校中退や将来の不安から彼はどうしても稼げるようになりたかったのである。メルマガでもブログでも有料商材を買っても独学は独学だ。ではマンツーマンのコンサルを受ければいけるんではないかと思った彼はTwitterで稼いであろう人物にDMを送った。

 

それから会うことが決まり、都会のカフェで面談が始まった。面談ではコンサルは20万円らしい。18歳の20万円はとても高額だ。いや社会人でも高額。だがこの先稼げるのであれば、先行投資と思えばいい…とコンサルを受けることにした。しかしとてもバイト生活の彼にとって20万という大金は払えない。

 

そこで稼いでいるであろう人からこんな提案が出てくる……

 

 

20万円クレカでリボ払いしたら?

 

 

クレカでリボ払いにしたら?という提案がでてきた。だが楽天カードの限度額は10万円。残り10万足りない。どうしたらいいのか。

 

エポスカードは即日で作れるらしい。残り10万まかなえます。バイトが休みの日にさっそく作りにいった。その時点でのリボ払い借金額は20万円になってしまった。

 

 

その後稼げたのか!?

 

 

何故僕が〝稼いでいるであろう〟と表現したのは、そのコンサルしている人物やネットビジネスで成功していると公言している人は、実際稼いでいる人達だけではないからだ。

 

初めから稼げる系で稼いでいるということは絶対稼いでいる期間があるのだ。それにずっと稼げない人も少なくないのだ。

 

そうして彼は結局稼げないまま20万円の借金をせようことになってしまった。そしてそのまま返済と金欠でクレジットカードを使うことになってしまった。

 

 

結局リボが悪い!

 

 

僕が強く言いたいのはリボ払いは危険だということ。なぜなら20万円の内、毎月1万円払ってもその内に利息が入っているので、なかなか減らない。

 

利息だけで月1,000円はいってしまうだろう。利息だけでバカにならないのだ。彼の場合ネットビジネスのコンサルという目的だったが、あなたにもこうなる恐れがあるはず。

 

新しい服が欲しい。カバンが欲しい。時計が欲しい。オシャレなディナーが食べたい。あげるとキリがない。人間は物欲で満たされると、また次の満たされるものに移る。

 

僕にも当然物欲がある。しかし少し気に置いておくだけで、節約しよう!という気持ちにはなるだろう。一時的なものでリボ払いを使うのはやめよう。

 

18歳からつくれるクレジットカード。最初からリボ払いが設定されているカードすらある。それに気づけるまだまだ幼い18歳なんて多くはないだろう。

 

だから、お金の使い方を知る必要がある。学校ではこんなこと教えてくれない。今からでもお金についての勉強を始めるのに遅くはないぞ!

 

 

※物語の主人公の(彼)は僕です。笑