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世界は8割越え、キャッシュレス化が遅れている日本

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本日日経新聞やTwitterで“キャッシュレス”について話題になっている。他国に比べ現金以外の支払いが日本ではまだまだ少ない。なぜ日本はカード払いや電子マネーでの支払いが普及していないのか、今回はそこにライトをあてていきます。

 

 

 

 

キャッシュレスとは

 

現金以外での支払いや受け取りのことを指します。クレジットカードや電子マネーを主に、口座振替、小切手もキャッシュレスに含みます。

 

 

他国に遅れている日本

 

経済産業省の2015年の調べで日本での現金以外の決済率は18%。5人にひとりも使っていないという結果に。世界での普及率は高くて、世界一が韓国で89%。中国60%・イギリス55%というぐあいです。政府は「27年までに40%」と目標を掲げていますが、少なすぎでは?という印象です。

 

 

キャッシュレスのメリット

 

1.現金を持たなくてよい

 

現金をもっていると財布の中が、小銭でパンパンの人も多いのではないでしょうか。カード払いにすることで財布の中はカードと必要時のお札のみでよくなるのでスマートになります。それに現金を抜き取られる心配もなく犯罪も減るでしょう。

 

 

2.ポイントで還元される

 

クレジットカードや電子マネーを利用するにあたって、利用者が重視している点はポイントなどのキャッシュバックですよね。ただ普通に現金で買い物をしていてもあまり還元されません。ポイントカードはつきますが、キャッシュレスにすることでより還元されることになります。

 

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 ↓僕が利用しているSony Bank WALLET

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3.利用履歴で管理がしやすい

 

家計簿つけようとして結局3日坊主で終わった方も、キャッシュレスにすることで自動で管理してくれる家計簿アプリがあるので便利です。月になににお金を払ったのか把握できていない人で家計簿が続かない人はお勧めです。

 

 

4.税金を徴収しやすい

 

これは国のメリットになりますが、現金だとそのまま事業者のポケットに入れることもできてしまうのです(レジを通さない)。キャッシュレス化ですべての決済をデータ化できれば国も税金を集めやすくなるのではないでしょうか。

 

 

キャッシュレスのデメリット

 

1.ついつい使ってしまう

 

カード一枚で決済できるのでお金を使っている感覚があまりないんですね。なのでついつい使いすぎてしまって請求にビックリしてしまう。これが心配ならば、デビットカードや電子マネーで月に使う分だけ入れておけば大丈夫ですね。

 

 

2.利用できる店舗が限られる

 

日に応じてカード決済対応できる店舗が増えてきていますが、まだまだ街を歩いていると“現金のみ”多いように感じられます。

 

個人経営の飲食店は現金払いが多いですし、最近やっと自動販売機で電子マネーが使えるようになったくらいなので、まだまだ現金を日本では持っておく必要があるのですね。

 

 

3.決済手数料がかかる

 

実はカード決済時に店側がカード会社に手数料を払っているのですね。飲食店では約5%・小売店で約4%・デパートで2%・コンビニなどで1%程度です。この手数料を払いたくない為に現金のみしか対応していない店舗があるのも事実です。

 

日本の普及率が上がって店舗側も導入しないと売上があがらない、となるまではまだまだ現金のみ対応状態が続くでしょうね。

 

 

まとめ

 

 

メリット・デメリットをまとめましたが総合的にみるとキャッシュレス化するメリットのほうが大きいです。それは世界の普及率をみたらわかりますし、このブログをみている人は日々クレジットカードや電子マネーを使っていると思うのでわかっていただけるでしょう。

 

しかし日本が2割しか普及していないのは現金じゃないと“不安”要素があるからかもしれませんね。多くの人がマネーリテラシーをつけて正しくお金の使い方をしてほしいです。